【高岡大仏】大きさ高さは?日本三大佛という真相を調べてきた
Microsftの「何歳に見えるか」を教えてくれるWEBサービス『How−Old.net』で高岡大仏を測定してみた結果画像から失礼します。
年下かよ。どうも編集長のサクラです。
突然ですがみなさん、日本三大仏ってご存知ですか?
日本三大大仏は日本にある大仏の中から代表的な3尊を選んだもので、なんとその1つが高岡大仏だという。
ということで本日は、その真相を暴いてやろうと高岡市に行って確かめてきました。
高岡大仏は地元の銅器製造技術の粋を集め、1907年より26年の歳月をかけて完成した富山を代表する大仏です。
13世紀頃、源義勝が承久の乱から逃げて仏道に入り、越中射水の里で二上山で大きなことを成し遂げようという願いました。そして仏師を京都から招いて高さ約5mの木造大仏を造らせ、その腹中に金銅仏を納めて大仏殿を創建したのが高岡大仏の起源であると伝えられています。
そして1609年に高岡の開祖である加賀藩2代藩主前田利長公が、「高岡城」築城の際に大仏を現在地に移しました。さらに約150年の時を経て1745年に大仏を再建し、その後何度も荒廃や焼失といった危機にあいましたが、人々の願いにより再建を繰り返し今の形となりました。
写真からわかるようにその美しい顔立ちから、日本一の美男とも呼ばれ銅器日本一の地元高岡県民から愛され続けています。
場所は富山県高岡市の大手町にあります。
近くには高岡の開祖である加賀藩2代藩主・前田利長公が、1609年につくった高岡城の跡地である高岡古城公園もあり、散歩をしながら歴史を感じることができるスポットにもなっています。
住所
富山県高岡市大手町11
電車の場合
あいの風とやま鉄道高岡駅から徒歩10分
車の場合
高岡ICから車で10分
無料駐車場(12台)に停めることができます。
ということで、高岡大仏があると言う路地を抜けて入り口までやってきました。
最初は「こんな道端に大仏なんてないでしょ。」と思っていたのですが、普通に道路の横から急に現れましたね。
そうして入り口にはこんな看板を発見!
日本三大佛 高岡大佛
すごく堂々と柱に、そう書かれてありました。これはやはり日本三大大仏の一つということを証明しているようだ。く、くそー。これは信用せざるを得ないのか!?
さて、その大仏はあれか!
なんか小さいような気がしますが立派だな。いやいや、これは遠近法化なにかだ。もっと近づいてみよう。
なるほど・・・これは、その・・・アレですね。大きい声では言えませんが。
小さい気がする。
奈良の大仏と鎌倉の大仏を見たことがありますが、奈良の大仏よりは明らかに小さく、鎌倉の大仏とは同じくらいの大きさかな。
調べてみると鎌倉大仏は像高11mで台座を含めると13.35m、高岡大仏は像高7.43mで台座を含めると16mなんで、大仏のみだと鎌倉大仏の方が大きいが台座を含めると高岡大仏の方が大きいようだ。
ちなみに奈良大仏の大きさは14.98mなので高岡大仏は7.43mでちょうど2分の1サイズですね。
あと、なんか大仏の下に空間があるようなので行ってみましょう。
なんと大仏の下には展示空間があり、無料で仏教コレクションがありました。
この高岡大仏が鎮座する台座の下には、阿弥陀三尊と諸仏が安置されており、午前6:00〜午後6:00の間に参拝が可能となっています。
回廊の壁面には、その昔、高岡の御神木と崇められた杉の巨木『七本杉』の伐採木をキャンバスに用いた仏画13作が展示されている他、1900年の大火での類焼を辛うじて免れた「二代目高岡大仏のご尊顔」と言われている仏頭が安置されています。
そんな高岡大仏ですが、実はウィキペディアには続きがある。
・・・そのうち2尊は、奈良県奈良市の東大寺にある奈良の大仏と神奈川県鎌倉市の高徳院にある鎌倉大仏とされる。
しかしもう1尊には富山県高岡市の大佛寺にある高岡大仏や岐阜県岐阜市の正法寺にある岐阜大仏など、いくつかの大仏が挙げられる。
つまりこういうことです。
言ったもん勝ち。
結論として、高岡大仏は日本三大仏でした。
画像引用 「高岡大佛」より
実は高岡大仏には末広開発株式会社まちづくり事業部が制作している公式ホームページがあり、詳しい情報が書かれている。
高岡大仏の由緒、造立の逸話、あゆみ。高岡大仏の構造、台座と回廊。境内についてなどもうこれを見れば高岡大仏についてすべてわかってしまうのである。そうなってくると、今読んでいる記事はいらない!?かもしれない。
高岡大仏には毎年行事もやっています。
3月上旬 | 涅槃会 |
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8月6日 | 平和祈願祭 |
9月23日 | 大仏まつり・お身拭い |
12月31日 | 除夜の鐘つき |
毎月第1日曜日 | 大仏ごりやくの日 |
「涅槃会」は、お釈迦様の入滅を記念してお釈迦様最後のお姿を描いた「涅槃図」を掛けるイベントです。一般の方もお参りする事ができますが、涅槃団子については、事前予約が必要みたい。
「高岡大仏まつり」は、関係者が台座上に登り、1年に1度大仏様を拭き清める法事『御身拭い』が行われます。これは高岡大仏の一大行事となっています。
「除夜の鐘つき」は、年明けを間近に控えた大晦日の深夜、普段は朝夕の時を告げる際にのみ使用される「時鐘」が、この時は一般開放されて「除夜の鐘」としてつく事が出来ます。
結局、ここは多くの富山県民が日本三大佛と言っているので三大佛ということになるのだろう。
しかし高岡大佛はなかなかのイケメンでもありましたし、何やらネクタイとかも売られていました。
どうでもいいですが、大仏をサーモグラフィーで見たら真っ青なんだろうな。
ちなみに高岡市には他にもたくさんの観光名所がありますので、こちらの記事も参考にしてみてください。
→【高岡の観光スポット】ドラえもんから歴史ある街並みまでご紹介!