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これは村の策士!教訓がないなら理由はこれ「天狗と赤かぶら」

富山県の民話を伝えるコーナー第十五話。

民話と言えば、一体、何を教訓にすれば良いのかわからない話も多い。

だけど、ぼくが責任を持って感想を書くぞ!


本日は、富山県の上平村を舞台にした民話「天狗と赤かぶら」です。

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昔、富山県の上平村では、それは見事な赤かぶらがとれた。そのおいしさは評判で、お城のお殿様もこの赤かぶらが大好物。

そこでお殿様は、毎年秋に、村人に命じてこの赤かぶらを城まで運ばせていた。


ところがある時、村から城へ向かう峠に、いたずら者の天狗が住み着くようになった。

この天狗、美味しいものが大好きで、峠を通る村人を見つけては、ぼた餅や赤飯を騙し取り、ついにはお殿様に届ける赤かぶらまで横取りしてしまうのだった。

天狗も、一口食べてこの赤かぶらが気に入ったと見え、それからというもの、お殿様に届ける赤かぶらは全部天狗に取られてしまう。

こんな訳で、村には誰も赤かぶらを届けようとする者がいなくなった。困り果てた村人は、村はずれに住む爺さまと孫娘に赤かぶらを運ぶ役を頼み、二人はお城まで赤かぶらを運ぶことになった。


さて、爺さまと孫娘が、赤かぶらを手押し車に乗せて峠にさしかかると、やはり天狗が現れた。そして手押し車の中から、ひときわ大きな赤かぶらを手に取った。すると、どうだろう。

「お前の顔は赤い。赤かぶらの祟りじゃ!!」と、突然かぶらから声がして天狗の顔を叩いた。

実は、このかぶらに見えたものは、孫娘が赤い風呂敷に包まったものだったのだ。


突然のことに天狗は肝を潰し、ほうほうの体で逃げて行く。

こうして二人は、無事お城に赤かぶらを届け、お殿様から褒美をたくさんもらった。


ところが腹を立てた天狗は、帰り道で二人を待ち伏せしていたのだ。天狗は峠で孫娘をさらって、自分の住家に連れて行ってしまった。

「さて、どこからガブリといこうか?」天狗は、もとより孫娘を食うつもりなどなかったが、悔しかったので孫娘を怖がらせた。

すると孫娘は、足はお爺さんの代わりにお使いに行くからダメ、この手はお爺さんの肩をさするからダメ、頭から食べて下さいと言って、風呂敷を頭に被って泣き出した。

天狗は、このお爺さん思いの孫娘に心を打たれ、孫娘を村に帰してあげた。

そして村に初雪が降る頃、自分から村を去って行ったそうだ。


完全に天狗が悪いでしょ。

てか、昔話の天狗っていいヤツもいれば悪いヤツもいるんですね。

全く教訓はわかりませんが、この物語はこういうことだと思います。


上平村の赤かぶらの宣伝。


上平村の人たちが勝手に物語り作って、「天狗も好きな赤かぶら」というキャッチコピーだったのでしょう。

策士だな。

この記事の著者

SAKURA右足のくるぶし

1988年生まれ。
おっぱいが大好き。
ふざけた文体が目につきますが、本人はいたってふざけております。

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