ブリの漁獲量は全国15位!? なぜ富山でブリが名産品になったのか
どうも、編集長のサクラです。
突然ですがみなさんは、富山の名産品である『寒ブリ』をご存知だろうか?
この寒ブリは冬季に漁獲され、その脂の乗りようと言ったらすんごいのです。
実際にわたしは寒ブリが大好きで、富山県のブリを食べてみたり、セリを見に行ったこともあります。
→【富山の寒ブリ】時期と旬 おいしい理由は?歌やブリ小僧など雑学も
しかし、2016年のこちらのデータをご覧ください。
画像引用 「地域の入れ物」より
富山県のブリの漁獲量はベスト3位にも入っていません。
それどころか、全国15位の漁獲量なのです。
そんな漁獲量が全国15位のブリが、なぜ富山県で有名なのか?
これは気になる…一体なんでなんだ!?
富山県でブリが有名かを知るためには、ブリの生態を知る必要があります。
まずブリは春の3月〜5月にかけて九州で産卵します。
そうして、生まれた稚魚はエサを求めて対馬海流にのり北海道へ。
夏と秋にエサをたらふく食べて成長したブリは、冬に産卵のために再び九州へ向かうことに。
しかし、下の図を見てください。
北海道から富山湾に一直線に突っ込みます。
そんな脂ののった状態で氷見にやって来てくれるので、そりゃむちゃくちゃ美味しいのです。
なぁに、この事件はブリが能登半島を超えられずに起きた、チョットした悲しい物語(エピソード)だったってことですよ・・・。
・・・以上、毛利小五郎でした。
ということで、 富山県でブリが有名な理由は以下の通りです。
・産卵で九州へ向かうために脂を蓄えていたブリが、九州に行く前に富山湾で捕獲される。
富山の寒ブリについて詳しくまとめた記事もありますので、もっと寒ブリについて知りたい方はこちらをご覧ください。
→【富山の寒ブリ】時期と旬 おいしい理由は?歌やブリ小僧など雑学も