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魚津市にある埋没林はなぜ何千年も腐らないのか?

公開日
更新日
執筆者
SAKURA

どうも、Toyama Media Creatorのサクラです。


突然ですが、みなさんは埋没林というのをご存知だろうか?

埋没林というのは、その名の通り、埋まって沈んでしまった林です。

これだけ聞くと、「あら?石炭になりそう!」と、そのお手頃感に奥さんたちが喜びそうですが、石炭ではありません。


なんと、この埋没林は、何千年もの間、腐ることなくそのままの状態で維持された林のことなのです!

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そんなモノが見られる「魚津埋没林博物館」

一体、どうして腐らず、何千年もありのままの状態が維持されたのかひも解いてみましょう。

まず、今から2000年前に魚津の海岸近くの一体には、大きな杉の林があったそうだ。

それが、寒冷期が終わり、海水面が上昇することで、その一体は湿地になり杉は枯れてしまった。

しかし、あるとき、片貝川の氾濫が起き、土砂がその場所を覆ってしまったのだ。


それからその場所は海水面より低くなってしまったが、地下水が抱負に湧き出てきたため、海水と触れることはなかった。

さらに、地中に密閉されたことで、腐敗をもたらす菌に必要な酸素の供給が絶たれた。


このような条件が重なり、2000年以上も埋没林が綺麗な状態で保たれているのです。


現在、埋没林博物館に展示されている根は、周囲にあった土を取り除いて、当時の状況のまま地下水を供給して、かわなぬ迫力で展示されている。

ぼくも行ってみて、全然面白くはなかったですが、一応、天然記念物ということで、一度は見に行ってもいいかもしれません。

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